八木山のハウス

house in YAGIYAMA

インターバル

八木山のハウス

母屋のとなりに建つ、第2の人生をむかえる夫婦のために計画した平屋の住宅である。クライアントからは周りを気にせず生活ができ、明るく風通しが良く、夫婦だけでも大人数でも有効的に使え、かつ母屋とのつながりを考慮することが求められた。建て込んだ周囲との適度な離れを確保するため敷地の中央にボリュームを配した。そこから4つのテラスを抜き取り、高窓と掃出し窓を開け、外周に開口部を設けずに室内への十分な通風と採光を得た。最後に母屋となじむ勾配で屋根をそぎ落とし天窓を開けた。傾斜天井の4つの木質空間が背の高い白い空間を取り囲む全体構成は、それぞれの空間を単独でも外部のテラスを介して一体的にも使うことができ、行き止まりがない動線は空間同士のあり方にさらなる多様性を与えている。さまざまな空間を包括するこの住宅では住まい手が自ら暮らし方を日々選択し続けることができる。その行為こそが生活の豊かさにつながると考えている。

竣工
2012.08
用途
個人住宅
計画地
宮城県仙台市太白区
敷地面積
468.96 ㎡
建築面積
137.47 ㎡
延床面積
137.47 ㎡
構造
木造
規模
平屋建て
設計
齋藤和哉建築設計事務所
構造設計
中畠敦広+森部康司
写真
高木康広
受賞
第11回JIA東北住宅大賞2017 優秀賞
平成27年度日事連建築賞 奨励賞
掲載
Jutaku: Japanese Houses
Replan北海道VOL.102
CONDE 248号
Replan東北VOL.40 記念号
Replan北海道VOL.100 記念号
Archiworld 2013年2月号
dailyTONIC
DomusWeb
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designboom
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